飲み水や農業用水を確保する取水堰、円滑に堤内の排水を行う樋門、洪水時には力強く堤防を守る護岸工、“水”の勢いを利用した床止め工等々河川構造物は種々の“かたち”をもっています。
私たちは、水のちから、土のちからを上手に使い、いろいろな河川構造物を創造します。
自然石空張護岸
頭首工
排水機場
樋門工
わが国は地震大国であり、1995年に発生した兵庫県南部地震以降さまざまな大地震が発生し、甚大な被害が報告されています。こうした状況を背景に、わが国の耐震に対する考え方、基準が大きく変化しました。河川構造物は、従来の耐震設計で考慮されていた設計震度に相当するレベル1地震動に加え、対象地点において現在から将来にわたって考えられる最大級の強さを持つ地震動であるレベル2地震動に対する耐震性能の照査について規定されています。また、東日本大震災では、未曾有の大災害を生じ、堤防を含めた河川構造物の地震対策は急務となっています。
弊社では、堤防や様々な基礎構造の河川構造物に対し耐震解析を行い、合理的かつ経済的な耐震補強の提案を行います。